最近は次から次に驚かされる自転車グッズが発表されますが、他と次元が違う商品がWAHOOから発売されるようです。その名も「KICKR BIKE」!
上の画像を見て、TACXのNEO Bike SmartをWAHOOが真似したと思った方、ハズレです。
WAHOOはTACXの上を行くコンセプトの製品を発売しますよ!
まずはこの動画を見れば、どのような製品であるかが一目瞭然です。
要するにどんな製品なのか?
- ロードバイク本体が不要で、トレーナー単体で室内トレーニングが可能
- ZWIFTなどのバーチャルトレーナーアプリと連動し、坂道の傾斜(登り20%、下り15%)をトレーナーが再現し、実際にマシンが前後に傾斜(まるでロデオのように。。。)
- ジオメトリ(サドル高、トップチューブ長、ハンドルの高低等)を細かく調整可能
写真で見るKICKR BIKE
コンパクトなサイズ感
前輪・後輪が無い分、コンパクトに室内に設置できます。
シフターからケーブルが垂れているのが不思議です(後述)。
なお、クランク~フライホイール間はベルトドライブにより駆動する構造です。
頑丈な構造
スチールとアルミによる構造なので、かなり頑丈な造りをしており、激しいトレーニングにも耐えうるトレーナーです。
そのせいか、重量はなんと、40kgもあります。
ベルトドライブなので床が汚れない
ロードバイクをトレーナーにポン付けする方式ではないので、クランクやチェーンがむき出しではありません。
ベルトドライブ分は、カバーで完全に覆われています。
ベルトドライブなので、チェーンに注油したり、チェーンオイルの床への飛び散りやチェーン落ちを心配したりする必要がありません。
ユーザーの体形等に合わせたポジション変更が可能
サドル高やトップチューブ長の細かい調整が可能です。
トップチューブの前後両端を伸縮させることで、ユーザーのポジションに合わせることが出来るので、ステムを変更する必要はありません。
ハンドルの高さを変更することも可能です。
インドアトレーニングしながら、ポジションの見直しをすることが可能となり、ポジションニング機材としても役に立ちそうです。
シートチューブ高も調整可能
鍋蓋のようなパーツがありますが、そこを引っ張ることによってシートチューブ長を上下に調整可能です。
ボトルケージも付いていますね。
汗だくになりがちな室内トレーニングには、水分補給が必須なので、標準装備はとてもありがたいです。
仮想シフトテクノロジーによるドライブトレインの変更
WAHOOアプリからの設定になりますが、ユーザーが実際に使用しているマシンに合わせ、SHIMANO/SRAM/Campagnoloなどのメーカーのシフトを選択可能です。
更に、ギア比も設定可能であることに加え、アプリでどのギアを使用しているかが分かります。
メーカーを設定することにより、各メーカー独自の操作方法(SRAMの場合:右ボタンでリアのシフトアップ、左ボタンでリアのシフトダウン、両方押すとフロントのアップ/ダウン)に変更されるとともに、変則フィールもそのメーカーの特徴を捉えたものになるそうで、ぜひ一度体験したいものです!
トレーナー1台で好きなメーカーの好きなドライブトレインを選択できるって、すごくありませんか!?
私は普段SRAMのeTapを使っているので、ぜひ他のメーカーの変則方法を試してみたいです!
シフターを操作することで、後方のフライホイールの負荷を変更します。
クランク長も調整可能
2枚目の写真を見てもらうと分かりますが、ペダルを装着する穴によってクランク長を変更するとてもシンプルな構造です。
考案した人の頭の良さに敬意を表します!
KICKR BIKEの主な機能
リアルタイムでバイクが傾く
バーチャルトレーナー中の傾斜に合わせて、実際にトレーナーが物理的に上下(最大20%の登り、最大-15%の下り)することで、リアルタイムで斜度の変化を体感することができます。
インドアトレーニングでこんな体験ができるなんて、ワクワクしますね!
優れた静粛性
KICKR BIKEのバランスの取れたベルト駆動モーターに、WAHOO社の長年のエンジニアリングの知識が組み合わさって、非常に静かなライディング体験を生み出します。
負荷は自動設定
KICKR BIKEを、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターと接続すると、アプリ/ソフトウェアを介して自動的に負荷設定がなされます。
なお、パワーのキャリブレーションも不要です。
リアルな走行感
実走時のデータと室内トレーナーによるパワーの出力・慣性など、これまでにWAHOO社が積み重ねてきたデータをもとに、リアルな走行感をユーザーに提供します。
スマホアプリで様々な情報提供をしてくれる
Wahoo Fitnessアプリが、KICKR BIKEのセットアップ方法とフィッティングをレクチャーしてくれます。
実際に使用しているロードバイクのジオメトリをKICKR BIKEに落とし込むことができます。3つのオプション(プロのフィット、バイクの測定、体の測定)をガイドします。
Wahoo Fitnessアプリで実車を撮影することで、アプリがそのサイズ感を元にKICKR BIKEの各設定値を教えてくれるという優れものです!
スピード、距離、パワー、ケイデンスを測定
追加のセンサーを装着する必要はありません。
購入時の状態で、スピード、距離、パワー、ケイデンスを計測することができます。
WAHOO KICKR BIKEのスペック概要
・商品重量: 42 kg
・ドライブトレイン:Belt Drive
・抵抗の種類:電磁及び強化モーター
・パワー計測精度: ± 1%
・アップデート:あり、Wahoo Fitnessアプリ経由(ワイヤレス)
・接続性:ANT+ FEC and Bluetooth
・機器の互換性: iOS、Android、PC(Mac、Windows)
・適応身長: 152 cm~193 cm
・最大体重:約113kg
・電源の必要条件:100-240V, 50/60 Hz, 最大2.5A
・フライホール重量:約5.4kg
・クランクアーム長: 165, 167.5, 170, 172.5, 175㎜
・最大斜度:20%
・最小斜度: -15%
・最大パワー出力:2200W
WAHOO KICKR BIKEの価格
アメリカを中心に2019年10月から発売開始されたようです。
アメリカでの販売価格は、$3,500(2020年2月上旬の円換算=384,000円)です。
20万円半ば位の価格だと、頑張って購入しようかと思っていたのですが、ロードバイクのミドルスペックのニューマシンが買えてしまう価格帯です。
発売日
日本発売は、2020年4月です。
商品の入荷状況により多少変更が発生する可能性があります。
WAHOOは、全般的に日本と海外での発売価格差(内外価格差)があまりないので、アメリカでの販売価格とほぼ同じになると思っていましたが。。が。
日本での発売価格は、「489,500円(税込)」やで!
WAHOO KICKR BIKEのデメリットは、その価格の高さです。
ただし、退屈になりがちなインドアトレーニングの要素をテクノロジーで解決し、限りなく実走に近いフィーリングを実現出来ているのは、価格の高さを上回る魅力だと思います。
また、ロードバイクとトレーナーを別々に用意する必要がなく、またチェーンがむき出しになっていない構造なのでチェーンオイルによる汚れも心配なし、設置場所さえあれば従来よりもコンパクトなトレーニング環境が実現できます。
スポーツジムだと月額10,000万円程度掛かるし、日常的に行けるとは限りません。
気軽に楽しく毎日練習できる自宅内スポーツジムが、50万円で入手できると(超前向きに)考えるとお得かな!?
上のショップより安いお店を、楽天で見つけたぜ!
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