Tacx NEO Smartってトレーニングマシーンだから、メンテナンスしなくても大丈夫?
いやいや、室内トレーナーとは言え、汗やチェーンオイルがトレーナーに付着するし、なによりフライホイール部分は高負荷かつ高回転でグルグル回っているわけだから、定期的なメンテナンスは必須です!
Tacx Neo Smartの異音・騒音
ネット上でTacx Neo Smartのレビューを見ると、稀に異音や騒音に悩まされている人がいるようです。
どのような現象に悩まされているのでしょうか?
異音(ガラガラ音)
NEO内部で金属がガラガラと何かに当たっているような音がする故障の一種です。
以下の動画では、13秒から27秒あたりがまさにそうで、この音が鳴ったとしたら、とてもじゃないですが練習を続けられそうにありませんね。
ビビリ音
実は、これは私のNEOで限られた場面で発生します。ケイデンスを100近くに上げるとプラスチックとプラスチックが共鳴するようなビビリ音が発生します。ネット上ではそのような動画は見つけられませんでした。
回転数を下げるといつもの静かなNEOに戻るので、本体ネジの締め付けが甘いのではないかと推測しています。
TACX Neo Smartのメンテナンスツール
修理するにはフライホイールを外す必要がありますが、一般的な自転車の工具では外せません。
異音が発生した場合、メーカー修理に出すか、自分で修理するかの2択になります。
メーカー修理だと、購入したショップに依頼し、メーカーに発送して戻ってくる期間を考えると、数週間は練習できないことになるので、なるべく避けたいところです。
メンテナンス専用工具:TACX Neo Smart disc extractor
先に挙げたフライホイールを外すための専用工具の正式名称は、「TACX Neo Smart disc extractor」です。
メンテナンス専用工具の入手ルート
- オークション(ヤフオク、メルカリ)でたまに出品されています。
- 公式通販サイト「tacx.com」で販売されていますが、全て英語表記で、やり取りもすべて英語で行う必要性があるので、ややハードルが高いです。
- ちなみに、私が公式通販サイトで購入した際は、商品価格17ユーロ+送料25ユーロ=42ユーロ(約5200円)でした。なんと、送料の方が高い(笑)。
TACX Neo Smartメンテナンス方法
必要な工具類
- 六角レンチ(4mm、5mm)
- モンキーレンチ(24mmが回せればOK)
- 星形レンチ(刃先サイズ:T20)
メンテナンス手順
順を追って説明しますね。
大きく分けて4段階の手順を踏みます。
1:スプロケットを外す
スプロケ専用工具で外します。
スプロケットを抜きます。
2:フリーボディを外す
全ての六角ネジを緩めます。
キャップが外れました。
フリーボディを引き抜きます。
内部に黒いキャップがありますが、小さくて存在感がないので紛失しないようにして下さい。この部品にオイルが塗られていないことによる異音事例もあるようなので、しっかりオイルを塗りましょう。
3:フライホイールを外す
専用工具アップ画像。
裏側はこんな感じ。
赤矢印部を六角レンチで締め、
モンキーレンチ24mm幅使用
ねじを締めるにつれて
徐々にフライホイールがせり出す!
いざ、ご開帳!
キラリーン!
銅色のコイル群が輝かしい!
フライホイール重量4.7kg!!
4:オイルを塗布
軸周りにオイルを塗布します。
オイルはやっぱり定番の「AZ万能グリース」
動画で見るTACX Neo Smartメンテナンス
最近、久々にメンテナンスした際の動画(無言)です。
少しもたついたり、悩んだりしている様子が含まれています(笑)
動画の時間を見てもらえばわかる通り、慣れれば30分も掛かりません。
スプロケ・フリーボディ―の取り外し
フライホイールの取り外し
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