スペシャライズドのエアロハンドル「S-WORKS CARBON AEROFLY II」の入荷連絡を受けたので、自分で取り付けてみることにしました。
※2018年7月末の話です。
税抜価格:32,000円
GIANT純正ハンドルとS-WORKS CARBON AEROFLY IIの比較
ライダーポジションからの見た目
ライダーに優しい上ハンポジション
上ハンポジションにおいて、きしめん型の平たい部分に手の平を置ける形状をしているので、手の平に掛かる体重を分散する構造です。
旧ハンドルとニューハンドルの形状比較
旧ハンドル(GIANT CONTACT SL)と似たハンドル形状だったのも、ニューハンドルを選んだ一つの理由です。
こればかりはウェブサイトだけでは分からない部分なので、できれば自転車ショップで実車や実際のパーツに触っておくことをお勧めします。
自転車ショップで注文する前に、展示車に取り付けられていたCARBON AEROFLY IIを実際に握ってみて、あらかじめ感触の良さは実感できましたので、迷いなく注文することができました。
各種ケーブル用の穴
SPECIALIZED S-WORKS CARBON AEROFLY II 交換の流れ
よって、ご覧いただく際に参考にならない部分が一部あるためご注意ください。
- 両方のシフターを外した後、ブレーキケーブルも外す
- 旧ハンドルをステムから外す
- 新ハンドルをステムに装着
- シフターをハンドルに固定する前に、ブレーキケーブルをハンドル内に通す
- シフターの位置を好きな位置で合わせ、固定
- ブレーキケーブルを、ブレーキと固定。
- バーテープを巻く
シフターを外す
めったにしない作業なのでドキドキしますね。
バーテープを取り外し、ブラケットカバーの中にあるネジを緩め、ステム前方のネジも緩めます。
固定時のトルクを確認
特に固定トルクが9.0と高めのシフタークランプを取り付ける際、TOPEAKのレンチでは怖くて力が入れることができず、規定トルクまで締めることができませんでした。
交換完了後のハンドル付近
バーテープを巻き終えたら装着完了です!
シフターケーブルがないので非常に交換は楽でした!
S-WORKS CARBON AEROFLY II ハンドル上からの眺め
バーテープをもっと上手に巻けば、ブラケットときしめん部分の段差がない「ツライチ」になります。私にはもっと修業が必要です。
S-WORKS CARBON AEROFLY II 正面からの眺め
S-WORKS CARBON AEROFLY II ライダー視点からの眺め
課題としては、中央部のブレーキケーブル穴の部分から、水が入りそうで怖いということですが、雨天時は走らないようにしているので問題なしとします。
ステムとハンドルの隙間を埋めるパーツは取り寄せ可能(2019年4月17日追記)
ブログ読者様からの親切なアドバイスがありました。
なんと、心の隙間を埋めるような素敵なパーツは、ハンドルには付属していないのですが、「補修パーツ」として店舗で取り寄せが可能なのです。
繰り返しになりますが、パーツ名は「Specialized Venge Stem & AeroFly II Cable Transition Kit (HandleBar Clip)」です。
もともとの記事ではハンドルクランプ部の小さな方の穴はDi2用のケーブル穴と間違った記載をしていましたが、実はこのパーツをねじ止めする用の穴だったのです。
このパーツを装着すると、両持ちタイプのレックマウントが使用できず、ボルトクランプ式のマウントが必要になります。
ハンドルとステムの妙な隙間が埋まるのであれば、この程度の出費は痛くありません!
また、レックマウントにこだわらない方は、GIANTに良心的な価格(2500円!)のマウントがあります。
エアロハンドルの宿命
こんなマウントもあるらしいのですが、段差でボルトが折れたという事例もあり、強度面を考慮すると、両持ちタイプを使いたいところです。
S-WORKS CARBON AEROFLY II 肝心の乗り心地をインプレ
控えめに評価して、S-WORKS CARBON AEROFLY IIは、「最高」「後悔なし」です!
- 振動吸収性が向上。細かな路面からの振動がマイルドになり、快適。
- ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)が実際にレースで使用していることもあり、ハンドルを引こうが押そうが、びくともしない剛性感がある。
- スピードを出すと、きしめん形状のハンドルが風を切る(気がする)。
- ロングライドの際、上ハンポジションで手の置き場として、きしめん部分が手の平とフィットし、楽な態勢をとることができる。
- 一番の効果は、見た目がカッコよくなって、乗り手のテンションが上がる。
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