ロードバイクのチェーン交換のタイミングを教えてくれい!
チェーン交換のタイミングは、走行距離で4,000㎞~5,000㎞と言われています。
豪脚の持ち主の5,000kmと貧脚の5,000㎞は違いますし、普段のメンテナンス頻度によっても差があるので、あくまで目安です。
よって、チェーンチェッカーで測定する方法が最も客観的であり、正確です。
チェーン交換のタイミングを正確に確認する方法
チェーン交換不要な状態(左側の突起部分がリンク部分に刺さらない)
チェーン交換が必要な状態(左側の突起部分がリンク部分に突き刺さる=チェーンが伸びている)
走行距離やチェーンチェッカーでチェーンの交換時期を知る方法のほかに、以下のような方法も挙げられます。
今回私がチェーン交換に至ったのは、③が理由でした。
- 走行距離5,000km
- チェーンチェッカーで測定
- 走行(ペダリング)中にチェーン音が常時する
- ギアチェンジがうまく決まらなくなった
チェーン交換に必要な自転車工具・パーツ
今回使用した工具・パーツは下の4つです。
インドアトレーニング中心の私は、中空ピン・リンクが肉抜きされた軽量タイプのデュラチェーンは不要で、アルテグラグレードチェーン(HG701)で十分です!
左から「チェーン」「ミッシングリンク用マスターリンクツール」「チェーンチェッカー」「チェーンカッター」
チェーン交換手順1
チェーンカッターでチェーン切断
付属の六角レンチをツール右上の黒い部分に差し込んで、ピンを打ち抜くことでチェーンを切断・接続する構造
チェーンのコネクター部分のピンの中心を真っすぐ捉えて、ピンを打ち抜く
六角レンチを時計回りに回す
パキッという音とともに、チェーン左側にピンが頭を少しのぞかせる
無事ピンが外れた様子
チェーンカッターを抜く前に、ハンガーで橋渡しを行う。このハンガーがないと、チェーンが張力で左右に勢いよく飛んでいく
チェーンカッターを外した後の様子
チェーンを取り外した後の状態
チェーン交換手順2
チェーンの長さは、リアのスプロケットの最大歯数によって、2パターンあるので要注意です!
シマノのディーラーマニュアルを確認して作業を進めます。
シマノ・ディーラーマニュアルは、チェーンのほか、フロントディレイラーやリアディレイラーの設定方法など色々なメンテナンス方法が記載されているメンテナンス好きには必須のマニュアルです!
最大スプロケ数に応じたチェーン長の設定方法
チェーンは最小スプロケットに掛ける
チェーンは最大スプロケに掛ける
チェーンは緩んでいるようにみえるが、接続するピン位置を考慮するとこれが最短距離
これで最短距離が分かったら、「2リンク」追加部分のピンを外してチェーンをカット
ミッシングリンクを仮止めする際に、針金のようなハンガーが大活躍
切断位置が決まったら、チェーンのピンを打ち抜きチェーンを切断
チェーン切断完了
ミッシングリンクを仮止めする際に、ハンガー(針金)を外す
チェーンの張力に逆らいながらミッシングリンクを装着するのは意外と難しいです。何度か失敗しました。
意外と苦戦するミッシングリンクの仮止め作業
ミッシングリンク仮止め完了
チェーン接続完了
ミッシングリンク用マスターリンクツールでピン間を押し広げる
チェーン接続完了!
慣れれば15分もかからない
写真を撮りながらの作業だったので、1時間以上掛かりました!
スマホがオイルまみれにならないよう手を拭きながらの作業でした。
チェーン交換の効果
インドトレーニング時のチェーンのチャリチャリ音が、激減しました!
また、ギアチェンジもヌルヌル決まります!
繰り返しになりますが、ロードバイクのチェーンは、走行距離5,000㎞を目安に交換する方法もあれば、チェーンチェッカーを使ってチェーンの伸びを確認する方法があります。
伸びたチェーンをそのまま使うと、フロントクランクのギアとの噛み合わせがずれることで、無駄に摩耗してしまうことにもつながるので、早めのチェーン交換がおすすめです。
特にインドアトレーニングはチェーン音が聞こえやすいので、ディレイラー設定が適切にもかかわらずギアがチャリチャリとウルサイ場合は、チェーン交換のタイミングです。
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