Tacx NEO Smartに掛かった関税は結局いくらだったのでしょうか?
伝票上は「4,778円」
- 品名 Customs Duty Free Goods
- 統計品目番号(税表番号) 9A
- 原産国 オランダ
- 課税標準価格 60,300円
- 消費税(6.3%) 3,780円
- 地方消費税(3,700円の17/63) 998円
5+6の合計で、4,778円で実際に徴収された4,800円との差が22円発生しています。
事前試算では3,000円強
関税額=課税対象額(商品代金+送料+保険料)×関税率
個人輸入の特例
関税額=課税対象額(海外小売価格×60%)×関税率
・更に16,000円以下の買い物であれば無税(小売価格に0.60を掛けて、1万円以下なら免税。)になります。
・少額輸入貨物の簡易税率表のその他のもの(関税率5%)という条件に基づき、次の通り計算しましたが、
・更に16,000円以下の買い物であれば無税(小売価格に0.60を掛けて、1万円以下なら免税。)になります。
・少額輸入貨物の簡易税率表のその他のもの(関税率5%)という条件に基づき、次の通り計算しましたが、
関税額=課税対象額×関税率
=781.5ユーロ(131.1円換算で102,454円)
×60%×5%=3073円
=781.5ユーロ(131.1円換算で102,454円)
×60%×5%=3073円
となり、請求金額4,800円と乖離があります。
この差が発生した原因は何でしょうか?
60,300円を60%で割り戻すと、105,000円。
この数字は送料を含まない商品代と近い数値です。
なぜか関税が無税対象の品目
先ほどの少額輸入貨物の簡易税率表の、欄外注記を注意深く見てみると、以下のような記載がありました。
「上記の関税率とは別に内国消費税(消費税、酒税など)および地方消費税が別途課税されます。
また、無税のものについては、内国消費税および地方消費税のみが課税されます。」
これだ!
NEOの関税は無税ということが判明しました。
簡易税率の分類上、「その他のもの」ということなのでしょう。
ゆえに関税は無税で、内国消費税+地方消費税の合計8%が掛かったということです。
再度計算してみましょう!
関税額=課税対象額(海外小売価格×60%)×関税率
=781.5ユーロ(131.1円換算で102,454円)×60%×8%
=4,917円
=781.5ユーロ(131.1円換算で102,454円)×60%×8%
=4,917円
徴収された4,800円と近しい金額が算出されました。
差額の原因究明ができてスッキリしたので終了します。
コメント